約 38,332 件
https://w.atwiki.jp/dq_mbr/pages/44.html
ミミック HP ちから かしこさ みのまもり すばやさ 生息地 回避率 584 90 32 52 67 森/ダンジョン ★ 属性耐性 つよい 光属性の呪文 よわい 雷/炎属性の攻撃 状態異常耐性 つよい かわいいおどり/あまい息/こもりうた/呪い/ぱふぱふ よわい 精神的行動不能/守備力ダウン/ルカナン/すばやさダウン幻/みわくの眼差し/ラーのかがみ 技名 属性 対象 威力 補足 あまい息 眠り 敵全体 - ブレス するどいキバ 打撃 敵単体 ★★★★ 物理・会心★★★ れんぞくのキバ 打撃 敵単体 ★★★★ 物理・会心?武闘家専用技 特徴 おばけきのこ,よるのていおうと共に甘い息を持つモンスター。 敵全体を眠らせる強力な技だが、成功率は高いわけではないので過信は禁物。 すばやさがあまり高くないが、それを利用して是非他の味方に素早いモンスターを。 味方が攻撃した後に甘い息が決まれば上手く相手の行動を封じる事ができるからである。 ただし、合体モンスターが相手だとプチアーノンのかわいいおどりの方が優秀かもしれない。 敵の耐性が強ければ、するどいキバで攻撃しよう。 また、武闘家とチームを組むと「するどいキバ」が第三の技「れんぞくのキバ」に変わる。 炎属性と雷属性に弱めなので注意。
https://w.atwiki.jp/dcd10/pages/264.html
【種別】 怪人 ファンガイア 平成仮面ライダーシリーズ 仮面ライダーキバ(平成第9作) 【名前】 ホースフライファンガイア 【よみがな】 ほーすふらいふぁんがいあ 【身長】 172センチ 【体重】 82キロ 【悪の秘密結社】 大ショッカー(第30話登場個体) 【モチーフ】 アブ 【9つの世界】 キバの世界 【新たな世界】 ライダー大戦の世界 【声の出演】 【スーツアクター】 【登場話】 第1話、第4話(回覧板の写真に登場) 【キバ登場話】 第34話、第35話、第46話~第48話 【ディケイドの物語】 第1話 世界の終焉が始まる際に、他のファンガイアと共に雨降る工場の世界に登場。光夏海を除くこの世界に迷い込んだ人間のライフエナジーを吸収していた。 その後門矢士が変身した仮面ライダーディケイドと夏海が途中経過した空が緑色の世界に登場し、ディケイドのライダーカード「カメンライド ヒビキ」によって仮面ライダー響鬼に変身したディケイドが使用するアタックライド オンゲキボウ・レッカの鬼棒術・烈火弾で、他の魔化魍、イマジン、ファンガイア共々まとめて撃破された。 キバの世界 人間と共存するファンガイアとして登場。光写真館の回覧板の写真にその姿が確認できる。 ライダー大戦の世界 仮面ライダーキバと共にブレイドの世界の住人達と戦っていた。 しかしそれは演技であり、アポロガイストの命を受け他のアンデッドやソーンファンガイア率いるファンガイア達と共にライダーを攻撃する。 最後は仮面ライダーディエンドの必殺技・ディメンションシュートを喰らい他のアンデッドやファンガイア共々倒された。 【オリジナルのキバの物語】 ファンガイア内の種族「インセクトクラス」に属するファンガイアで、「腐敗した魚と詩集の詰まった揺籃」という名の真名を持つ。モチーフはアブだが飛行能力はない。だが、その代わりに胸の部分から光の針状型の光弾を6発発射する能力を持つ。また、ファンガイア対抗組織「素晴らしき青空の会」に所属するバウンティハンター「名護啓介」が変身する仮面ライダー「仮面ライダーイクサ」をねじ伏せるほどの格闘能力を持っている。「仮面ライダーキバ」と「チェックメイトフォー」のビショップ=「スワローテイルファンガイア」との戦いにイクサと共に乱入した。その際、「登太牙」に警戒される。 「楓」という人間体を持ち、元「素晴らしき青空の会」に所属していた「神田」という名のマッドサイエンティストに囚われて、他のファンガイアを捕獲しファンガイアの力を移植する装置の実験台になっていた。 だが、心の中では神田博士を利用してファンガイアの力を移植し、最強のファンガイアになろうという企みを秘めていた。その後本性を現し、芝居とはいえ今まで自分にした仕打ちの恨みを晴らすべくに神田博士のライフエナジーを吸命牙で吸収し、抹殺した。 その後、ファンガイアの上位に君臨する者達「チェックメイトフォー」のクイーン「鈴木深央」を誘拐し、クイーンの力を移植しようとしたが、バイオリン職人「紅渡」とファンガイアのキング「登太牙」によって阻まれる。その後は渡が変身する仮面ライダー「仮面ライダーキバ」と戦闘になり、キバに圧倒されるもののキバの正体が渡とは気付かない太牙が召喚したモンスター「ククルカン」の乱入によって何とかキバから逃走することができた。しかし、キバから街中を逃走中に太牙が変身する仮面ライダー「仮面ライダーサガ」と出くわして、「ファンガイアの裏切り者」として始末させかけられた。そして、最期は街中でサガの必殺技「スネーキングデスブレイク」を受け、砕け散った。 その後、深央を殺害したことで太牙の怒りを買って追放されたことを逆恨みしたビショップが復讐の為、彼が集めたライフエナジーから複数の個体が再び復活し、先代のキング=バットファンガイア・リボーンを復活させる為のライフエナジーを収集する為、街中で同じく再生された複数のファンガイア達と共に人間を襲い始めた。 第46話では同じく再生されたビーストクラスに属するヘラジカを彷彿とさせるムースファンガイアと共に男性警官に化けて、名護と彼と同じく「素晴らしき青空の会」に所属する戦士「麻生恵」を襲撃するが、そこへ現れた渡の眼光に恐れをなして逃走を図ろうとした所を名護の変身する仮面ライダーライジングイクサの武器「イクサカリバー」で腹部を突かれ、砕け散った。 第47話では別の個体が戦闘中のエンペラーキバとサガの間に割って入り、他の再生ファンガイア達と共に二人を抹殺しようとするが、逆にエンペラーキバの武器「魔皇剣ザンバットソード」の斬撃を受けて倒された。 第48話でエンペラーキバに変身した渡と仮面ライダーダークキバに変身した太牙の一騎討ちに乱入し、他の再生ファンガイア達と共に二人に襲い掛かるが、エンペラーキバの必殺技「ファイナルザンバット斬」とダークキバの発生させた巨大なキバの紋章による攻撃を受けて全滅した。 【関連するページ】 アタックライド オンゲキボウ・レッカ キバの世界 サンゲイザーファンガイア ディメンションシュート ファンガイア ムースファンガイア ライダー大戦の世界 大ショッカー 怪人 第1話登場怪人 第30話登場怪人 第4話登場怪人
https://w.atwiki.jp/srkjmiroor/pages/1782.html
「砕かれし同胞達よ 今こそ蘇り、裏切り者を葬り去れ」 【名前】 マンティスファンガイア 【読み方】 まんてぃすふぁんがいあ 【声】 武虎(キバ) 【登場作品】 仮面ライダーキバ仮面ライダーディケイド 【登場話(キバ)】 第38話「魔王・母と子の再会」第39話「シャウト・狙われた兄弟」 【登場話(DCD)】 第1話「ライダー大戦」第4話「第二楽章・キバの王子」第26話「RX!大ショッカー来襲」 【分類】 ファンガイア 【クラス】 インセクトクラス 【モチーフ】 カマキリ、死神 【鳥】 フクロウ 【真名】 亡者の誤算=4時36分の嘘 【仮面ライダーキバ】 カマキリを彷彿とさせるインセクトクラスに属するファンガイア。 カマキリの鎌からの連想か死神をイメージした外見を有する。 巨大な大鎌と棺桶を有し、砕け散ったファンガイアの体組織を棺桶に入れる事で、意志を持たない再生ファンガイアとして復活させ操る事が出来る。 具体的な理由は不明だが、力を失った真夜(パールシェルファンガイア)を執拗に狙って行動。 再生ファンガイアを生み出し、洞窟に隠れ住んでいた真夜を襲うが、キバ、サガに全滅させられ逃走。 その後、再生ファンガイアをもう一度生み出し、再び真夜を襲うも駆けつけたキバエンペラーフォームに再生ファンガイア達を一掃され、自身も「ザンバットソードの斬撃」を受け砕け散った。 【仮面ライダーディケイド】 「キバの世界」に登場。 人間に対して大量殺戮を繰り広げる「ビートルファンガイア」を止めようとしたが、あっさり返り討ちに遭い、倒されたと思われる。 「RXの世界」では「アポロガイスト」の部下として出現、「スコーピオンイマジン」と共にディケイドファイズアクセルフォームの「ファイズキック」により倒された。 【余談】 デザインモチーフはフクロウ。下腹部の飾りがモチーフを模している。 スーツは『ディケイド』で使用された後、同作登場のソーンファンガイアに改造。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/18871.html
登録日:2012/07/22 Sun 18 06 31 更新日:2023/10/26 Thu 16 55 16NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 CR暗黒騎士呀鎧伝 サンセイR D スピンオフ パチンコ 暗黒騎士鎧伝 牙狼-GARO- 財布が暗黒 闇よ… 今 轟く 雷鳴を従え 魂の導く場所へ さぁ立上がれ キバ! SanseiR Dが開発したパチンコ遊技台。 ホール導入は2011年10月。 ■スペック 大当たり確率 1/378.82 高確率 1/45.82 賞球数 3 10 14 15 カウント 9Cor10C ラウンド数 2Ror8Ror14Ror16R 確変継続率 77% 魔皇ZONE突入率 50%(通常)→72%(潜伏時) 時短回数 魔皇ZONE終了後20回 下アタッカー出玉(8R) 約 900個 〃 (14R) 約1590個 右アタッカー出玉(8R) 約1100個 〃 (16R) 約2200個 ■振り分け ヘソ入賞(通常) 14R下アタッカー 40%…魔皇ZONE突入 8R下アタッカー 10%…〃 8R下アタッカー 27%…潜伏 8R下アタッカー 23%…通常 ヘソ入賞(高確率) 14R下アタッカー 40%…魔皇ZONE突入 8R下アタッカー 32%…〃 8R下アタッカー 5%…潜伏 8R下アタッカー 23%…通常 電チュー入賞(魔皇ZONEor時短) 16R右アタッカー 51%…魔皇ZONE突入 8R右アタッカー 21%…〃 2R下アタッカー 5%…時短潜伏(出玉なし) 2R下アタッカー 23%…通常(出玉なし) 概要 特撮アクションドラマ「牙狼-GARO-」のスピンオフ作品『呀<KIBA>〜暗黒騎士鎧伝〜』のタイアップ機。 本機も同じくSanseiR DからリリースされているCR牙狼シリーズに類され、 筐体の台枠も「CR牙狼RED REQUIEM」で採用された「ソウルメタル枠」の使い回し……もとい「デスメタル枠」である。 CR牙狼RRと同じく確率変動タイプのデジパチ機だが、前作で不評だった潜伏→潜伏のループを大幅に削り、少なめだった大当たり出玉も最大2000個オーバーを搭載するなど改善されている。 短所 MAXスペック機よりやや軽いとはいえ、それでもなお初当たりを引く確率は低い。 高確率時でも大当たり確率は若干辛く、潜伏して100回以上回すのもザラ。 また、電チュー入賞の通常大当たりはCR牙狼シリーズ初の出玉なしとなる。 ■1stバトル ヘソ入賞時の普通図柄での大当たりボーナスのラウンド中に展開される「バドバトル」に勝利すれば魔皇ZONE突入。 バドの攻撃の種類によって勝利期待値が変化する。 闘破水厳(弱) 闘破風刃(中) 闘破雷撃(強) 設定ミスで期待値は説明書と逆になっている。 ■モード解説 魔皇ZONE 高確率 時短 右打ちモード。 キバVS複数ホラーによる「最強マルチバトル」とキバVSバドの「バドバトル」が展開し、キバの勝利で大当たり モード継続となる。 最強マルチバトルはキバVS複数ホラーによるバトル。牙狼本編に登場したホラーも合わせて多数のホラーが登場する。 信頼度は1対1 1対2 1対3 対1なら強敵相手でもチャンスだが、複数で強敵が出るとかなり危険。強敵3体なんか出たらまさに確変終了のお知らせ。危険度の☆の数もえらいことになって笑うしかない。 しかし敵ホラーに「魔天使」がいればプレミア。どんな相手でも倒せるぞ! ホラーを倒すことで、ガロが陰我消滅!させるのに対し、キバは陰我吸収!して強くなっていく。 また、倒したホラーによっては新たに技を習得し、バトルの演出を盛り上げてくれる。 一例を出すと、融合巨大ホラーを倒すことで「大魔獣陣」、今作から登場した哭竜を倒せれば「牙皇降臨」を覚えられる。 …元々覚えていた技じゃないのか?っていうのは禁句。 この技習得はエンディングを見る為にも関わってくる。全技習得を目指せ! キバが敗北してしまうとモード終了だが、確変継続の可能性はまだ残っている。 心滅モード 20回転限定の確変or通常の時短。 20回転目に必ず「ラストチャンス!」演出が発生し、確変なら『Face of 呀』役物完成で魔皇ZONEに復帰する。 この時、エフェクトがレインボーなら8Ror16R大当たり。 刻印モード 通常時もしくは魔皇ZONE非突入の大当たり後に突入する4分割背景で展開するモード。 つまりバラゴモード エルダモード 通常時もしくは魔皇ZONE非突入の大当たり後に突入するモード。 魔戒導師エルダの黒札が揃えば発展示唆となる。 ■予告演出 基本的にCR牙狼シリーズの演出を参考にしておけば大丈夫。 ただし、今作は3,7図柄でリーチがかかった際の信頼度はガクッと落ちている。これで当たれば魔皇ゾーン直撃だ!っていうのはなかなか無い。色んな激熱予告が絡んでも外すので泣ける。…後述のバドリーチは除いて。 キバゾーン 左図柄に血管図柄が停止すると突入する先読みゾーン。 全て血管図柄が停止すると呀SPリーチに発展する。 その際にキバの攻撃で期待値も変化。 大魔獣陣 百刀剣乱 業火炎破 保留変化予告 通常は紫の保留が変化する。 呀 緑 紫 「呀」保留は一件熱そうだがリーチすらしない場合がある。 髑髏オーラ予告 保留消化時に保留横の髑髏がオーラに包まれる。 赤 緑 青 通常時はこの3つの予告に注目していればだいたいおk。 キバゾーンの大魔獣陣、髑髏オーラの赤は激熱。 闇の力変動 変動開始時に「闇」シャッターが閉まると突入。リーチになれば最強マルチバトルリーチに発展する。 心滅全回転もあるぞ。 邪気始動予告 変動開始時にエンブレム役物に邪気が宿ると擬似連のチャンスとなる。 ストーリー擬似連予告 雨宮監督直筆のイラストで展開し、最大擬似3まで継続する。 少年バラゴ編、青年バラゴ編、カオル編、エルダ編の全4パターン。 タイトル予告 CR牙狼シリーズおなじみの予告。 「呀」の文字が大きい 赤ならチャンス。 オープニング予告 これまたおなじみのチャンス予告。 キバ編、エルダ編、パチンコ編があり、 パチンコ編なら大当たり確定。 タイトル予告からも発展の可能性がある。 預言予告 いわゆる次回予告。ナレーションはメシア(カオル)。 対応する呀SPリーチに発展する。 「預言!幸福」は全回転に発展濃厚。 ■リーチ演出 ▽最強マルチバトルリーチ キバVS複数ホラーによるバトル系リーチ。 上記の魔皇ゾーンと同じ。 ただし相手の中に魔界竜がいれば…!? ▽呀SP系リーチ おなじみタイトル時のエフェクトの色で期待値判別。 レインボー(確定) 赤 緑 青 そしてリーチ終盤の押しボタン演出で信頼度は大崩壊。 Face of 呀(確定) ケルベロス役物 エンブレム役物 ケルベロス役物(陰我吸囚) ケルベロス役物(好機) この時、「携帯着メロ風確定音 牙狼's eye役物」で大当たり 魔皇ZONE突入確定。 押しボタンのアイコンにも大きさに違いがあり、大きいものほど期待できる。 特大 普通 小 ガリウス……「蛇剣」 レギュレイスに匹敵する名キャッチャー。 疑似3OPでも外れを覚悟するほど。 発展したら諦めろ。 ブレイド……「巨刃」 すごく…大きいです。 バイ〜ンされて「うわぁ〜」上等。 ガリウスも含めて原作じゃ瞬殺した相手なのに… バド……「風雲」 キバのストーカー風雲騎士バド。 某雷鳴騎士のそっくりさん。 ちなみにこのリーチで当たれば魔皇ZONE突入確定。 3,7リーチで発展すればそれまでの事情が一気に変わる。 水、風、雷の三種の技で期待度が変わる。 1stバトルと違ってこちらの水は牙狼リーチ以上の激熱、雷はガリウス以下。 ガロ……「金狼」 互いに魔導馬を駆って戦う激アツリーチ。 GI DREAMじゃないぞ。 ……お前、今なんで飛び降りた? ▽全回転 心滅呀全回転 心滅獣身全回転のキバVer.。 心滅獣身キバのダークな感じはガロとは違う迫力がある。 闇の記憶全回転 木をモチーフに風景画を描くカオル。 だが封じられていたバラゴ、そしてキバの記憶が彼女を襲い…… ■楽曲 呀SPリーチ中、5連目からの大当たりラウンド中には、JAM Project影山ヒロノブ氏の書き下ろしの新曲『呀〜Tusk of Darkness〜』が流れる。 魔皇ZONE10連チャンすればモード中も聴 ちなみにキバSPリーチではTusk of Darknessの1番のサビの部分が通常は流れるが、これが2番のサビだったら大当たり確定。 1番は「切り払え〜♪」から始まるが2番は「吼えろ烈火の如く 鬼神になって〜♪」と通常よりやや早めのタイミングから流れる。 ガリウス…キバが斧を振り回した時 ブレイド…ブレイドが両手を打ち付けてる時 バド…バドが技を出してキバが烈火炎装する間あたり 牙狼リーチだけは2番ではなく最後のサビの部分が流れる。タイミングは哭竜が現れるあたり。 他に見分けるポイントは稲妻エフェクトが発生する辺り。 エフェクト前には、1番は「極意の刃で切り払え~♪」となり、2番は「わかるか奴らの~断末魔~♪」となっている。 かつて闇に心を売り、暗黒の道を選んだ者がいた。 千体のホラーを喰らい、求めるものはただ力のみ。 その男の名はバラゴ…… 最強の暗黒騎士キバ! 「追記修正の力、見せてくれよう!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mousoupoke/pages/347.html
イドピオン 分類:マインドポケモン No.4-085 タイプ:どく/エスパー 特性:せいしんりょく(怯まない) マジックガード(攻撃以外ではダメージを受けない) HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 イドピオン 70 110 60 85 80 95 ばつぐん(4倍) --- ばつぐん(2倍) じめん/ゴースト/あく いまひとつ(1/2) くさ/どく いまひとつ(1/4) かくとう こうかなし --- 図鑑 相手の心の中に入り精神を操作する事が出来る 技 サイコカッター、サイコキネシス、こおりのキバ、かみなりのキバ、ほのおのキバ、ミサイルばり、どくばり、どくどくのキバ、むしくい、つぼをつく、かなしばり等 その他 イド(自我)+スコーピオン 遺伝 タマゴグループ 虫 孵化歩数 ----歩(※特性「ほのおのからだ」「マグマのよろい」で----歩) 性別 ♂:♀=X:X 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dcd10/pages/230.html
【種別】 怪人 ファンガイア 平成仮面ライダーシリーズ 仮面ライダーキバ(平成第9作) 【名前】 スパイダーファンガイア 【よみがな】 すぱいだーふぁんがいあ 【身長】 210センチ 【体重】 180キロ 【モチーフ】 クモ 【9つの世界】 キバの世界 【声の出演】 創斗 【スーツアクター】 永徳(未) (JAE) 【登場話】 第4話 【キバ登場話】 第1話、第5話、第6話、第11話、第12話、第25話、第26話 【ディケイドの物語】 キバの世界に登場する人間と共存するファンガイア。また、門矢士が2番目に訪れた9つの世界の内一つ「キバの世界」で光栄次郎が経営する「光写真館」に訪れ、それにより最初に士たちの前に登場したファンガイアでもある。この世界でも人間体はオリジナルのキバの物語と同じくロングヘアの男性「糸矢僚」である。 女に手が早い部分は変化はないが、人間と共存する思考を持っているためオリジナルとは毒が抜けたような性格になっている。 また、近所の幼稚園児とも親しいほどの人望を持っているという、心優しきファンガイアである。 【オリジナルのキバの物語】 ファンガイア内の種族「インセクトクラス」に属するファンガイアで、「光ある楽園の綺想曲」という名の真名を持つ。「糸矢僚」という名の人間体を持ち、普段はこの姿で人間社会に潜伏している。身が軽い運動神経を持つほか、口から発する粘着性の糸「ウェップ」を利用した様々な攻撃を得意とする。 キバの物語内で最初に出現したファンガイアで、「過去編」で葬式で死人を装って葬式に参加していた人間のライフエナジーを吸命牙で吸収していた。しかし、これ以上の犠牲を減らすために出動したファンガイア対抗組織「素晴らしき青空の会」に所属している女戦士「麻生ゆり」によって阻まれ、一時撤退することになる。しかし、その際に受けたゆりの専用武器「ファンガイアスレイヤー」の一撃が忘れられず、ゆりに一目ぼれしてしまうことになる。 第6話はゆりを自分のものにするべくゆりを誘拐して、強引にゆりと結婚しようとした。だが、それを阻止するべく現れたウルフェン族の生き残り「次狼」の正体「ガルル」に阻まれ、「現代編」まで生き延びることになった。 現代編ではゆりの娘「麻生恵」をゆりと勘違いしてしまい、恵を自分のものにすべく誘拐したり、彼女をストーキングしたりするなどの行為を繰り返してきた。 しかし、第25話ではファンガイアの上位に立つ者達「チェックメイトフォー」の一員「ビショップ」の命令を受けてチェックメイトフォーのクイーン「鈴木深央」の力を目覚めさせようとシャークファンガイアと共に影で暗躍するものの、バイオリン職人「紅渡」が変身する仮面ライダー「仮面ライダーキバ」の数あるフォームの一つ「エンペラーフォーム」の必殺技「エンペラーハウリングスラッシュ」を受けて重傷を負い、クイーンとしての力が目覚めた深央の「人間を愛した裏切り者のファンガイア」として彼女の衝撃波「制裁の雷」を受け、砕け散った。その際、「素晴らしき青空の会」のバウンティハンター「名護啓介」から奪ったイクサナックルとイクサベルトで仮面ライダーイクサに変身している。 デザインモチーフは仮面ライダー電王 ソードフォーム。 【関連するページ】 キバの世界 シャークファンガイア ファンガイア 声の出演 怪人 第4話 第4話登場怪人
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/3669.html
「殺し合いか……。一、中学生が随分と物騒なもんに巻き込まれたものやな」 頭を剃り、まるで修行僧のような格好をした男――石田銀は、この緊急事態でも冷静に落ち着いていた。 テニスボールを殺人道具に使用するというのはあまり納得がいかなかったが、それだけが心当たりだ。 基本的に礼儀を重んじ、どんな相手であろうが全力を以て試合を臨むという姿勢を一貫している彼は、スポーツマンとしては超一流だ。 全力を以て試合を行なってしまったが故に重傷を与えてしまった相手もいたが、それは相手のことを考えてのこと。事実、相手は石田銀に「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えていた。 観客に「バケモン」、「殺される」と言われたことがある彼だが、殺生をしたことなど一度もない。マナーはしっかりと弁えており、むしろ試合前に相手の身を案ずるほどだ。 そんな心優しきテニスプレイヤーにとって、開幕式直後に行われたテニスボールでの殺害はあまりにも許し難い行為。 テニスボールは本来、テニスの試合を行うために使用するものであって、誰かを傷つけたり殺したりするために存在するものではない。テニスプレーヤーならば、その程度のことは知っていて当然だ。 にも関わらず、あの男はテニスボールで人間を殺した。それは即ち、『テニス』というスポーツへの冒涜だ。 そんな極悪鬼畜なテニスプレイヤーによって殺されたあの少年は、あまりにも哀れ。石田銀がどれだけ哀れもうとも、お経を読もうとも、その命は一生現世へと戻ることが出来ない。 あの後にせめてもの情けでお経を詠んでやったが、今の自分が出来るのはそれだけだった。 「テニスボールをあないなことに使用するとは……。あれは一体、何者やったんや」 あの少年の死因はおそらく出血多量によるものだろう。人体の血液が極端に減ってしまうと、人は簡単に死んでしまう。 しかし、テニスボールで人体を貫くことなど出来るのだろうか?石田銀の誇る最強の技、「百八式波動球」ですらあんなことが出来るかどうかはわからない。 今まで様々な人間と試合をしてきた石田銀だが、あれは最早人間がするテニスの域ではない。あんなことが出来るのは、本当の化物くらいだろう。 「バケモン」と呼ばれた石田銀だが、彼は列記とした人間。本物の化物が出てきたら、その死合に勝利することが出来るかどうかわからない。 それに加え、今の自分には替えのラケットがない。もしもガットが貫かれたりしたら、テニスをするのが困難になってしまう。それだけはなんとしても避けねば、他の参加者への対抗手段がなくなる。 自分以外の知人がいない今、頼れるのは自分と自分の持つラケットのみ。デイパックを持つ自分の手が、より一層強くなったのを石田銀は実感した。 「考えてても仕方あらへん。とりあえず、まずはこの殺し合いから脱出するための仲間を探さな――ッ!?」 不意に、野球ボールが石田銀の腹へ打ち込まれる。 鉄壁のような肉体を誇る巨漢である石田銀はその程度の攻撃はそこまでのダメージにならなかったが、何よりも痛かったのはその直後の追撃。 気付いたら、自分の腹にバールが命中していた。バールを持つのは、緑色の髪をした少女。 なんとかせねばとテニスラケットを手に握るが、相手は一般人だ。無意味に殺生をするわけにはいかない。何より、今此処でテニスボールによる殺生を行なってしまえば自分もあの男と同じ畜生へと成り下がってしまう。 が、それの一瞬の油断が命のやり取りでは致命的だった。女は続けて呆然と立ち尽くす巨漢に、もう一撃バールを叩きこむ。 流石に同じ箇所に二度もバールを叩き込まれると石田銀とは言え、ただでは済まない。油断が原因で状況が更に悪化してしまった。 「何をしてはるんや。こないなことしても、おぬしは何一つ救われへんぞ!」 石田銀の問いかけに動じることはなく、女は更に追撃を加える。これで三度目。 急いでその場から走りだしたが、女は必死の目をして追いかけてくる。間違いなく自分を殺す気だ。 これ以上の攻撃を食らえば、間違いなく自分は気絶してしまうだろう。それはなんとしても避けたい。 あまり乗り気にはなれないが、こうなってしまえばやむを得ない。百八式波動球を使ってやり過ごすしかなかろう。 「弐式波動球!」 ドゴォ!という、まるで何かが爆発したような大きな轟音をたてて石田銀のラケットから放たれるのは、紛れも無いテニスボール。 そしてそれは、容赦無く自分を追跡してくる女の腕へと命中。大きな衝動と絶大な威力によって手に握られていたはずのバールは、地面へと落下してしまう。 女は完全に無防備になった。これが河村隆のようなタフネスな人間ならば新たな武器を取り出して追跡を続行してきたかもしれないが、相手は女だ。 痺れてしまった手で新たな武器を取り出すことも出来ることが無く、追跡はそこで終了。石田銀は無事に逃げ出すことに成功した。 「もしもおぬしが自分以外を皆殺しにしてしてでも元居た場所に戻ろうとすると言うんやったら、哀れやな」 石田銀は静かに呟く。 先程の女がどのような事情を抱えているのかはわからない。だが、突然の状況に気が狂ったように攻撃してくる彼女の姿は、あまりにも哀れだった。 【一日目/朝/B-3】 ※テニスボール(1/1)@新テニスの王子様が放置されています 【石田銀@新テニスの王子様】 [状態]ダメージ(中)、疲労(小) [装備]石田銀のテニスラケット@新テニスの王子様 [道具]支給品一式、テニスボール(13/12)@新テニスの王子様、不明支給品0~3 [思考・状況] 基本:殺し合いから抜け出す。殺生は行わないが、ある程度の正当防衛は已む無し 1:この殺し合いを共に脱出するための仲間を見つたい 2:テニスボールで殺生を行ったあの男は、同じテニスプレイヤーとして許し難い ※園崎詩音の姿を確認しましたが、名前は知りません 【園崎詩音@ひぐらしのなく頃に】 [状態]ダメージ(小)、右手に痺れ、右手に弐式による打撲痕 [装備]なし [道具]支給品一式、バール@現実、野球ボール(13/12)@現実、不明支給品0~1 [思考・状況] 1:全員殺して殺し合いから抜け出す。特に紅音也は確実に殺す ※石田銀の姿を確認しましたが、名前は知りません 悲劇的序曲・日常の崩壊 時系列順 英雄行進曲・戦いの神 悲劇的序曲・日常の崩壊 投下順 英雄行進曲・戦いの神 GAME START 石田銀 [[]] GAME START 園崎詩音 [[]]
https://w.atwiki.jp/10932tb/pages/1157.html
【種別】 クライマックス刑事 登場人物・出演俳優 (ゲスト出演俳優) 【名前】 瀬戸康史 【よみがな】 せと こうじ 【役名】 紅渡 【登場話】 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事 【主な出演作品】 仮面ライダーキバ(第9作)(未)(紅渡/仮面ライダーキバ) 仮面ライダーディケイド(第10作)(紅渡) 【関連サイト】(外部リンク) 【関連するページ】 冬だっ!休みだっ!! クレヨンしんちゃん&ドラえもん! 朝からどドーンと150分スペシャル!! 紅渡 電キバ祭り ~最初から最後までキバっていくぜ~!!~
https://w.atwiki.jp/zenjanrusaikyou/pages/192.html
【作品名】WOLF s RAIN 【ジャンル】アニメ 【名前】ダルシア卿の飛行艇 【大きさ】10mほどのリングがついた飛行艇並 【属性】飛行艇 【攻撃力】戦車を破壊するホーミングする熱線を10ヵ所以上から連射することが可能 射程は数百m キバでも避けられない 【防御力】素の防御力は大きさ相応の飛行艇並 常時展開している50mの爆発を起す熱線やキバなどの物理攻撃も防ぐバリアを展開 【素早さ】移動はしない 反応はキバ並 【特殊能力】なし 【備考】ダルシア卿が乗っていない状態で参戦(自動で攻撃や防御はできれ) 【長所】バリア 【短所】動かない 【戦法】熱線 3スレ目 685 名前: 格無しさん [sage] 投稿日: 2009/04/25(土) 09 38 22 ダルシア卿の飛行艇 考察 ○~キバ 熱線勝ち △ベア・ウォーケン~嵐山大三郎 攻撃力or速度不足わけ ○羽入 熱線勝ち これ以上は無理 (範囲攻撃の壁) ダルシア卿の飛行艇>羽入
https://w.atwiki.jp/niko2/pages/264.html
罪滅しと、新たな罪と(前編) ◆0RbUzIT0To (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百十四話⇔第百十五話 第百十五話⇔第百十六話 HA☆NA☆SE! 命も守れるPS3 街中の住宅街を一人の青年と一匹の獣が闊歩していた。 その足取りは重いものではなく、だが決して軽いものではない。 強い決意と覚悟を決めた戦士のそれと同じものである。 青年は……つい先ほど、過去の過ちを仲間に打ち明けた。 それは到底許されるものではなかったが、しかし仲間は許すと言った。 言ってしまえば何の関係も無い者から言われたその言葉だが、青年はその言葉に救われたのだ。 そして、長い輪廻の果てにようやく見つけた奇跡を手に握り締め青年は運命を打ち破る事を決意した。 男の名前は前原圭一、運命の鍵を握る者。 彼は今、水銀燈の仲間がいると聞いた塔へと向かっていた。 「ピッピ、何か聞こえないか?」 「何か雑音のようなものは聞こえるけど……それが何かまではわからない。 でも、音からして沢山人がいるような気がする……」 ピッピの進化系であるピクシーは1km先で落ちた針の音さえも見事に聞き分ける能力を持っている。 だからこそピッピも、ピクシー程ではないにしろ耳の良さには自信を持っていた。 実際この能力が役に立ち、TASの襲撃の時には咄嗟に体勢を立てられたのだ。 ……問題はその時相手が危険人物なのだとわからずにむざむざとやられてしまった事だが。 それはともかくとして、塔に沢山の人がいるというのはどうにも妙だ。 水銀燈から聞いていた情報によると、塔にいるはずの仲間は永井博之とティアナ=ランスターの二人。 それ以外にいる可能性のある人物といったら……。 「何人くらいか正確にわかるか?」 「一人凄く五月蝿いのがいるけど、その他には三人かな……多分、四人だと思う」 それを聞いて圭一は歯噛みをしながら思考を練った。 しかし、どれだけ考えてみても頭を過ぎるのは嫌な予想ばかり。 襲撃してきた男達の人数も、銃を持った少年と刀を持った少年の二人だったはずだ。 確か銃を持った少年の方は何かを喚き散らしながら襲ってきたというし、五月蝿いというのも辻褄が合う。 「落ち着け、KOOLになれ前原圭一……!」 銃を持った少年と刀を持った少年……更に、ピッピの話ではかなり強いオタチっていうポケモン。 そいつらがいる以上、何も考えずに突っ込むだけじゃ命を無駄に散らすだけになってしまう。 水銀燈の仲間を助ける為にも、そしてまだ果たせてない贖罪の為にもそれだけはゴメンだ。 「ピッピ、お前はそのオタチっていうポケモンには勝てそうにないのか?」 「むむむむ、無理だよ! 僕とオタチじゃ文字通りレベルが違いすぎるんだ! コロネならなんとかなるかもしれないけれど……あ、でもあのオタチもしかしたら氷や炎タイプの技を覚えてるかもしれないし」 オタチはキャタピーと違ってわざマシンが使えるし、ノーマルだから色んな技を覚えれるもんな。 僕はご主人様の意向で全然覚えさせてくれなかったけど、などと言いながらピッピは悩む。 タイプや相性といった事に関して圭一は何一つわかってはいないがピッピの様子だけでそのオタチという生物が危険なものなのだと判断していた。 だが、だとすればどう対処したものか……。 自分が持っているのは鋸と包丁だけで、そんな危険な生物に敵うとは思わない。 ピッピの『ゆびをふる』という技も聞いた話ではどんな技が出るかは完璧なランダムらしくあまりアテにしすぎるのも危険だ。 どうしたら……。 「でも……」 顎に手を当て、考え込んでいた圭一にピッピが呟くように言った。 オタチの姿を思い出し、少しだけ怯え震えながらもしっかりとした眼差しで前を見据えて。 「もしやらなきゃいけない状況なら僕は……戦うよ、圭一を守る為にも水銀燈の仲間を守る為にも……」 運良くノーマルに強い格闘タイプの技が出るとはわからないし、仮に地獄車や跳び膝蹴りが出たとしても外れる可能性もある。 おまけに素早さでも負けるかもしれないし、そうなれば自分の負け……即ち死亡は必至だ。 だが、ピッピは怯えながらもそう覚悟を決めた。 先の戦いでピカチュウは圭一を守る為に命を投げ捨て、TASを撃退した。 先の放送で混乱していたこなたに対し、圭一は懸命に説得をした。 先の告白で辛そうな顔していた圭一に、こなたはそれを知っている口振りで許してみせた。 「僕も皆の役に立たなきゃ駄目なんだ……! あの時、逃げ出しちゃって助けられなかった女の子の為にも……あの男の子は倒さないと!」 あの時、あの民家での会合で圭一が運命をぶち壊す事を決意したように、ピッピもその決意を固めていた。 勿論今でも足は震えているし、顔色も明らかに悪い。 どこからどう見ても強がりにしか聞こえないその言葉。 だが、それでもピッピは前だけを見ていた。 「いいいい、行こう圭一!」 「……ああ、そうだなピッピ!」 震える声で言ったピッピに、圭一はその手に鋸を握り締めて同意した。 そう、こんな状況では物怖じしてしまうのも仕方が無いのかもしれない。 しかし、例え怖かろうと戦わなければならない時が来る。 運命をぶち壊す為に、戦わなければならない時が。 「例え相手がどんだけ強かろうと関係ねぇ! 俺達はそんなもんに……止められる訳にはいかねぇんだ!」 運命を壊す為にも、立ち止まる訳にはいかない。 二人の戦士はお互いにそれを確認し合うと走り出した。 仲間さえいれば、どんな運命にだって敵にだって立ち向かえる。 KOOLになった結果、結局出た答えは精神論だった。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 「うわああああああああ!! HA☆NA☆SE!!」 「同志レナ……」 塔の付近は、正しく惨状というべき有様だった。 本来ならば愛らしい顔立ちをしているだろう少女は縄に縛られた体をくねらせ、髪を振り乱して絶叫。 まだ幼い童女は額から血を流し気絶し、その傍らにいる青年も疲れきった表情で虚空を見ている。 これがアニメなら、正義の味方が来て颯爽と助けてくれるのかもしれない。 でも、これはアニメじゃない。誰も助けてはくれない。 「もう、嫌よ」 ぽつり、と青年が呟いた。虚空を見ているその瞳には何も映っておらず、何を考えているのか見当もつかない。 だから、最初にその言葉を聞いた時誰もが何の事を言っているのかわからなかった。 「博之さん?」 「もう、疲れた……何で俺ばっかり、こんな目にあわなあかんねん」 兄を亡くし、母を亡くし、視力すらも失くした彼の精神は既に限界に近づいていた。 ブラコンやマザコンなどという訳ではなく、それは人として当たり前の感情。 肉親を亡くして悲しいと思わない、絶望しない人間なんていない。 突然視力を失って、正気でいられる人間なんていない。 「いきなり変な所に連れてこられて……! 殺し合いをしろとか言われて……! 人に襲われたり! 死人に会ったり! 兄貴とおかんを殺されて!! 俺が何をしたんぞ! 何でこんな目にあわないかんのんぞ!!」 思わず立ち上がり、絶叫する……が、その足がふらついた。 慌ててキバは博之の下に駆け寄り、肩を貸すようにして体を支えたが博之の悲しみはまだ止まらない。 その行動により、目が見えない以上立ち上がる事さえままならない体だという事を知ったからだ。 「落ち着いてください、博之さん……そりゃ、気持ちはわかりますけど」 「お前に何がわかるんぞ!!」 宥めようとしたキバに吐いたのは激しい罵声。 なおも暴れる博之を、しかしキバは我慢強く引き止める。 どれだけ暴れた博之の拳が体に当たろうと、罵声と共に飛び出た唾が顔に付着しようと必至に博之を支え続けた。 「兄貴も死んで、おかんも死んで! もう家帰ってもあいつらおらんやないか!! ジーコおらんかったら配信出来ん……おとうやタツに、何て言うたらええんぞ!!」 「同志博之……」 「何が同志ぞ!」 更に、博之を心配した外山に対しても博之は構わず罵声を浴びせ蹴りを見舞った。 辺り構わず放ったそれは、外山の鳩尾に入り蹲る。 「外山、俺はあんたの事知っとるし好きやった! でも、お前が連れてきた仲間はただの狂人やないか! そんな奴は同志やないし、なりとうもない!!」 蹲る外山に向かって、叫び続ける博之。 彼は兄に比べて比較的まともで、尚且つ良識のある人物であると見られていた。 だが、それでも彼はあくまでもただの、一介の一般人だったし、 兄と母の死を自分一人だけで背負い込める程出来た人物でもなかった。 だからこそ博之は、その悲しみを人にぶつける事によってなんとか自分を取り戻そうとしていた。 もう兄も母もこの世にはおらず、そして蘇る事などない。それをわかっているからこそ、博之はただ暴れに暴れ。 何の関係もなく、むしろ自分を心配してくれているはずの外山とキバに暴力を振るい。 そして、外山もキバもただ博之のなすがままとなっていた。 「俺は……俺は……!!」 だが、そう簡単に悲しみは拭えない。人をどれだけ殴ろうと、蹴ろうと、気持ちは一向に晴れない。 握る拳に血が滲み、どれだけ罵声を浴びせても気持ちは一向に晴れない。 どれだけ殴り続けただろうか、気がつくと手の感覚すら無くなっていたその時。 「あはははははははははははははははははははははははははははははは!!」 突然、狂人の狂った声が辺りに響き渡った。 外山とキバがその耐え凌いでいた体をその声を発したであろう人物の方向を向き、博之も声だけを頼りにその方向へと顔を向ける。 「宇宙人同士で仲間割れか! ざまあみろ!! 地球を侵略しようとしても結局そうやってお前達は何一つ為せないまま死んでいくんだ! どうせお前が言ってる兄も母も無意味な死を遂げている! 宇宙人なんかに地球を侵略させるもんか! もっとやれ! 仲間割れしろ! 全員死ね! 死ね! 死んでしまえええええええええええええええええええ!!!!」 狂った形相で、声で、全てを壊すように叫び続ける。 何が彼女をそうしたのか、答えはキバだけが知っていた。 「雛見沢症候群……」 「同志キバよ、あれを治す方法は?」 「薬があれば……完全に治す事は出来ませんけど、治める事は出来るはずです」 雛見沢症候群、雛見沢村固有の風土病。 症状は極端な疑心暗鬼による凶暴性とリンパ異常による喉を主体とした全身の痒み。正しく、今のレナの状況だ。 それを治すにはC120という治療薬が必要だが、そんなものは今ここに無いしこの殺し合いの場全域にあるとも思えない。 「薬局などには、治療薬は置いていないのか?」 「多分無理です、凄く特殊な病気である以上普通の薬局なんかにあるはずがないですから。 だから、他の方法でどうにかしないと……」 何故それをキバが知っているのか……そのような事は、この際どうでもいい。今必要なのはレナを雛見沢症候群から救い出す事だ。 治療薬を使わずに発症を抑える。魔法のような話だが、キバは不思議とそんな事例を知っているような気がしていた。 それは一体何だったのか……思い出そうと頭を捻っている、その背後から。 小動物が、レナ目掛けて一直線に駆け抜けていった。 「ヲタチ! でんこうせっか!!」 その言葉を受けて更に加速し、レナへと突撃をするヲタチ。 縄で縛られ身動きの出来ない状態であるレナは当然吹き飛び、地面に倒れる。 だが、ヲタチに命令をした人物はその様子が見えない。 故に、更にヲタチに命令を課そうとする。 「ヲタチ! ほのおの……」 「やめろ、同志博之!」 命令を下そうとした博之の口を手で塞ぎ、外山は諌める。 キバも博之の後ろに回りこみ、羽交い絞めにしてレナの下まで走り出さんばかりの博之を止めた。 その判断は正しく、もし仮に走り出していたら目の見えない博之は転んでいただろう。 だが、それでも博之は怒りに身を任せて外山とキバを振りほどこうとする。 「ふざけんな! 何が無意味な死よ!! あいつらは……そんなんで死んだんと違う! ジーコもおかんも……そんなんやない!!」 永井浩二は決して無意味な死を遂げた訳ではない。 四肢を失いながらも少年と戦い、博之とティアナを守り、見事に愛媛の打開を見せ付けた。 永井けいこもきっとそうだ、かつての離婚の危機でさえ子供が可愛いからと打開してみせた慈愛の心があるのだから。 きっと誰かを庇って死んでしまったのだ。 人の命を救ったのであろうその行動は決して無意味なんてものではない。 そして、その死を嘲笑ったレナは決して許せるものではない。 「何も知らん癖に宇宙人宇宙人……! 殺したる!!」 「待って下さい、博之さん……! アイツは今、病気で我を失ってるだけなんです! だから……」 なおもレナの下に行こうとする博之を抑えながら、キバは必死に博之を治めようとしていた。 先ほどまで自分達を殴って殴って、その悲しみとやり場の無い怒りを再び募らせてしまった博之を必死に。 当然外山も、博之を止めようとする。 だが、ここで二人が犯した過ちは二人がかりで博之を止めようとした事と、キバが後ろに回り羽交い絞めにした事だ。 成人男性である博之の身長は、キバのものよりも少し高い。 だからこそ、キバは博之の背中を見ながら羽交い絞めをする体勢になっていた。 当然、背中を見ながらという事なのでその前に何があるのかは見えない。 そして、外山は前から博之を必死に止めようとしているので後ろで何が起こっているか見えない。 勿論、博之は目が見えない上に興奮している為に物音がしようと何が起ころうと気付かない。 縄で縛っているから、大丈夫だろう。 その過信が油断を招き、彼らの背後を無防備にさせてしまったのだ。 外山もキバも博之も背後で何が起こっているかはまるでわからない。 だから。 「ぐおおおおおおおおおおおおおおおっ!?」 何故、外山が絶叫を上げたのか。 そして、何故外山の腕が宙を舞い血飛沫が体にぶちまけられたのかも、わからなかった。 「う、うお、おおおおおおおおあああああ!?」 崩れ落ちるようにして、外山は地に伏した。 見てみると外山の右腕は肩口から先が無くなっており、断面に骨が見えている。 キバは思わず、その見てしまった生々しい断面図と血の臭いにより嘔吐しそうになるが辛うじて耐えた。 その視線の先に、もっと信じられないものを見つけたからだ。 「レナ……!」 そこには、顔を歪ませて大鉈を振りかぶったレナの姿があった。 咄嗟に博之を掴んで地面に転がり込むように回避するものの、頭上で大鉈を振ったぶおん!という快音が聞こえる。 おかしい、何故レナが起き上がっているんだとキバはなるべく冷静に頭を回転させた。 縄できつく縛っていた以上、解いたとは考えにくい。 だとしたら、何で今レナは自由になって俺達を襲ってきているんだ? 「おらああああ!! ぼやぼやしてるんじゃないよッ!!」 「うおわっ!?」 どうやらレナはひとまずの標的をキバに定めたらしく、再び鉈を振り回して突撃してくる。 それを寸での所で回避しながら、キバはその大鉈を持つレナの手に火傷の痕を見た。 もしかしたら、と再び視線をヲタチの方に向けるとヲタチは佇んで指示を待っているようだった。 その拳に、炎を纏わせながら。 「な、何が起こってるんぞ! なぁ、おい!」 「博之さん、ヲタチを戻して隠れてて下さい! レナが……手枷を破って襲ってきてます!」 「なっ!? なんでぞ!?」 目が見えず状況が飲み込めていなかった博之はその言葉を聞いてひとまずヲタチを呼び戻し、自分の警護に当たらせる。 突然顔に何か生暖かい液体が付着したと思ったら、外山の叫び声が聞こえて、何者かに押し倒された。 その後何か重そうなものが空を切る音が聞こえたら、レナが襲ってきたという。 何故そんな事になったのか……ヲタチを抱えながら考え込み。 そして、たまたまそのヲタチの手先に触れた際に……、ようやく全てを悟った。 「もしかして……俺のせいなんか?」 「もしかしなくてもそうだよばーか! やっぱりお前達は無意味だ! 無能だ! 汚物だ!! 折角縛った私を解放してどういうつもりなのかな!? かなぁ!?」 火傷した掌で大鉈を握り締め、レナは言う。 博之がヲタチに電光石火を指示した後、更に追加でしようとした指示は『ほのおのパンチ』 だが、全てを言い終わるまでに止められてしまったが為にヲタチは指示を完遂する訳にはいかず。 ヲタチは炎を拳に纏わせたままの状態で待っていたのだ。 電光石火で吹き飛ばした、レナの目の前で。 「縄を焼ききるのには時間がかかるからその間に気付かれるかもって思ったんだけどね! お前達が仲間割れをしてくれたのはラッキーだったよ! こっちに全然注目してくれないんだからね!!」 「俺が……」 「あっははははははははは! 今更後悔したって遅いんだよ!? お前達はここで死ぬんだ! 宇宙人なんかみんなみんな死んでしまえ!!」 博之はその言葉を聞き、絶望に打ちひしがれた。 自分の軽率な行動のせいで、キバを、外山を危険に晒してしまった事に。 そして、その時。 それらの喧騒を聞いて、目を覚ました者がいた。 「ひっ!?」 その童女が最初に見たのは、目の前で鉈を振り回す女とそれから懸命に逃れている男の姿。 頭が痛む、触ってみると何かぬるっとしたものが手に付着した。 見てみると……それは、真っ赤な色をしたナニカ。 わからない……? いや、そんな事はない。 これは、ここに連れてこられて一番最初に見たはずだ。 さっちゃんと名乗っていた女学生を刺し殺した時に見た、赤い液体。 血だ。 「いやあああああああああああああああああああ!!」 「妹ちゃん!? うおっ!?」 「ほおら、どこ余所見してんだか! ガキの叫び声なんかに気を取られてたら死ぬよ!? それよりそんなに早く殺して欲しいのかな!? かなぁ!?」 目の前での光景、自分に恐怖を与えたその対象、そして自身から流れ出ている血を見て少女の恐怖心は限界を超えた。 辺り構わず泣き叫び、頭を抱えて身を縮める。 まるで生まれたての赤子のように、恐怖によって何も考える事をせずにただそうするのみ。 目の前から逃げるだとか、立ち向かうだとかいう思考にすら至らない。 「くそっ……妹ちゃん落ち着いて! 大丈夫、絶対に守るから!」 キバはレナの攻撃を避けながらも、妹が正気に戻るよう懸命に説得をする。 だが、そんなキバに対してレナは無情にも冷酷で残忍な言葉を放つ。 「へぇ! 本当に守れるのかなぁ!? だったら、試してみようか!」 「なっ!?」 そう言い、レナが振り下ろした大鉈の先には少女の姿。 キバは言った、キョンの妹を絶対に守ってみせると。 だが、今からでは到底間に合わない。 メタルブレードを発射しても振り下ろされた大鉈はレナに届く前に少女を捕らえるだろう。 キバがキョンの妹と交わした約束は、守る事が出来ない。 届かない、叶えられない、助けられない。 「あ……あああああああああああ!!」 「死んでしまえええええええええええええええ!!」 少女の顔が恐怖に凍りつく。 そして鉈が少女へと向かう間、少女は瞬間的に自分の行いを後悔しはじめていた。 どうせ死ぬのならば……人を殺さなければよかった。 生きて、取り入って、最後まで残って、兄を生き返らせるつもりだったのに。 失敗ばかりをして、結局のところ何も成す事が出来なかった。 こんな事ならば誰も殺さず、せめて最後まで後悔する事の無いように生きたかった。 だが、今更そんな事を思い出してももう遅い。 レナの振り下ろした大鉈がついに少女の眼前に迫っているのだ。 思わず少女が目を瞑り、レナが今正に叩ききろうとしたその瞬間。 「うおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」 少女を庇うようにして、一つの影がその前に立ちはだかった。 ぐしゃり、と嫌な音が鳴った。 その音が聞こえた事と自分にかかる重圧、そして何かのうめき声を聞き。 少女は固く瞑っていたその目を再び開ける。 死んだのだろうか、だが、それにしては痛みも感じない。 そんな事を考えながら、おぼろげに瞳を開けたその先にあった顔は……。 瞳を閉じ、言葉も無く倒れ伏したキバの姿。 「キバくん!?」 「…………」 思わず声をかけてみるものの、答えは返ってこない。 当然だろう、少し考えてみればどういう状況で、何が起こったのかくらいわかる。 キバは……少女を庇ったのだ。 それは、確かに言葉通りの、約束通りの行い。 そして少女が望んでいた、自分を庇ってくれる守ってくれる駒として当然の結末。 本来なら、自分の幸運に喜ぶべき事だったのかもしれない。 そう、本当なら、嬉しい事のはずなのだ。 なのに、涙が溢れて止まらないのは、何故なのだろうか。 「キバくん……! キバくん!!」 どれだけ揺すっても声をかけても叩いても、キバは目を開けない。 当然だ、自分を庇って大鉈の一撃を受けてしまったのだから。 でも、それでも、少女はキバの死を認めたくは無かった。 「どうして……キバくんが……」 少女に覆い被さり、ぎゅっと抱きしめているキバの体はまだ温かい。 こんなにまで抱きしめて、守ろうとしてくれたのだ。 裏切る為に接触をしていた自分の事を、命を挺して。 「あはははははははははははははははははははははははははははははは!! 偉い偉い! キバくんは妹ちゃんを守ったんだね! 凄いよ、尊敬しちゃうなぁ!! 嘘だけどね!!」 涙を流し、悲しみにくれる少女を尻目にレナはその狂気の叫びをやめない。 レナからしてみればキバがキョンの妹を庇った事は正直言って計算外だった。 どうせ仲間割れをするような宇宙人、守るなどといいながらも尻尾巻いて逃げるのがオチだと思っていた考えをひっくり返されたからだ。 だが、所詮イレギュラー。宇宙人が何を考えて庇ったのかなんてわからないし、わかりたくもない。 かつての仲間を殺してしまったなどという罪の意識なども当然無い。 レナが感じているのは宇宙人を倒した事によって得られた高揚感だけだ。 「さぁ、次は誰を殺そうかな! まあここにいる全員は殺すつもりだから誰でもいいんだけど……ッ!?」 気分が昂り、鉈を持つ手に更に力が入っていたレナの目の前に再び現れた小動物。 その拳には先ほどとは違い、冷気が宿っている。咄嗟にレナはその小動物が構えている拳の射線上から離れる。 その時、瞳を閉じながらも指示を出していた青年を見つけた。 「ヲタチ! れいとうパンチ!!」 博之の指示通りに冷気のこもった拳を突き出すヲタチ、だが既にそこにレナはいない。 もっと早くに指示を出していれば……と思うかもしれないが、博之の目が見えない以上それは不可能。 攻撃すべきタイミングを掴み取れないのだ。 「や、やったんか? なぁヲタチ……キバ、外山さん?」 状況を飲み込めず、キバも外山に呼びかける。 だが、どちらからも返事はない。返ってくるのはヲタチの鳴き声だけだ。 「なぁ……ちょ、どうしたんな……おい!!」 「そんなに早く殺して欲しいんならぶっ叩いてやるよォォォッ!」 「!? おま……外山さんらは!?」 状況が見えない博之は、キバも外山もどうなったのか知らない。 外山の叫び声も聞こえた、キバの声も聞こえた。 だが、何がどうなって、どうしているのかが全く飲み込めない。 そんな博之に対して、レナは思い切り踏み込み鉈を振りかぶった。 そして、その鉈が博之の頭に当たり、かち割られる寸前。 鉈を持っていた右側の腕から、血飛沫が上がりその衝撃で鉈が吹き飛んだ。 「ッ!? 誰だ……!?」 痛みを感じた様子もなく左手で吹き飛んだ鉈を回収しながら振り返る。 そこには、倒れながらも拳銃を握り締めてしっかりとした面持ちでレナを見つめていた外山の姿。 「同志博之! ヲタチを下がらせろ、指示は常に出すんだ! 攻撃させては下がらせ、攻撃させては下がらせるように!!」 「う……わ、わかったわ! 外山さん、大丈夫なんか!?」 「ああ……私は大丈夫だ、気にするな同志博之」 もしかしたら、自分のせいで大怪我をしているんじゃないかと心配する博之に対して外山は安心させるように言う。 本当の事を言えば、かなり辛い。 右腕が欠落したことによるショックや痛みもそうだが、出血による眩暈が何よりも酷い。 だが、それは決して口にしない。 口にしては悪戯に博之を不安にさせてしまうという事をわかっていたからだ。 「ヲタチ、でんこうせっか! そん後すぐに俺んとこ戻って来い!」 その指令を聞いてヲタチはすぐさまレナの下に駆け寄り突撃する。 レナは即座に対応し突撃してきたヲタチを逆に撃退してやろうと鉈を振りかぶる……が。 「ぐあっ!?」 再び、外山の放った銃弾がレナの右手を掠めてそれもならず、思い切り吹き飛ばされる。 レナはすぐさま起き上がり、正面を見据える。 外山は未だこちらを向いて銃を構えているし、博之の下で指示を待っているヲタチもいつでも動けるようだ。 おかしい、おかしい、おかしい、おかしい。 何でここまで追い詰められなければならないのか。 最初は上手くいっていた、仲間割れし出した時にはしめたものだと思った。 炎で縄を焼き切り、鉈を手にとって戦っている間もずっと優勢だった。 おかしくなりはじめたのは、キバが少女を庇ってからだ。 それから博之がヲタチを使い攻撃をしてきて、外山がその手に持った銃でレナの右腕を貫いた。 「あああああああああああ!!」 がりがりがりがり。 喉を掻き毟りながら、レナは塔へ向けて走り出した。 そうだ、自分はこんな所でやられる訳にはいかない、宇宙人を倒さなければならないのだから。 このままでは多勢に無勢は必至、だからこそ塔に逃げ込む……そうすれば! 「ぐっ……逃げたか!」 「え? に、逃げたんか? ほんなら……」 「同志博之、ここを動くな! 同志妹を頼む!」 「なぁ!? ちょ、ちょ待てぇ!」 博之の静止の声には耳を貸さず、外山は歩き出し……いや、走り出した。 勿論、動くだけでも危険な状態だというのに走るともなれば出血の量は尋常でないものとなる。 だが、それでも外山は走り出した。 病に捕らわれ、我を見失い、全てを信じようとしなくなっても。 それでも外山にとって竜宮レナは、同志であった。 「頼むって言われたかて……俺は……」 後に残ったのは、視力を失い頼る人物さえも失った男が一人。 そして、自分のせいで一つの命を散らせてしまった少女が一人だけ。 五月蝿く喚き散らすレナがいなくなったお陰で、辺りは静寂に包まれていた。 そして、博之はその静寂の中にある異常を感じ取っていた。 少女がすすり泣く声……これは、キョンの妹のもの。 近くで聞こえる鳴き声はヲタチのものだと、それらは簡単に見当がついた。 だが、足りない。 もう一人いるはずの仲間の声が、全く聞こえない。 「キバ……? どこにおるん?」 声は返ってこない。 よく思い返してみる、外山は同志妹を頼むと言ってこの場を離れていった。 ならば、キバも外山と共にレナを追ったのだろうか? だが、だとしたらキバは何故自分に声をかけなかったのだろう。 単に外山が言ったから自分は言わなくてもいいと思っただけなのだろうか。 それに、気になる事はもう一つある。 何故妹が泣いているのか……それが、わからない。 やはり、レナに襲われた事がそれほどショックだったのだろうか。 「えーっと……妹、やったっけ? なぁ……いつまでも泣いてんと……」 おかしな名前だな……などと思いながらも博之はすすり泣きが聞こえる方向へ這って進んだ。 目が見えない以上、何かが落ちていて気付かず踏んでしまい最悪こける可能性がある。 誰も手を引いてくれない今の状態では、歩く事は出来ない。 「ひっく……ひっく……」 「おい、泣いとったらわからんど。 キバはどこいってん? 外山さんらはどこや?」 ようやく傍らまで進む事が出来た博之は泣き続けるキョンの妹に言葉をかける。 それがこの少女にとってどれだけ酷な質問なのかも知らずに。 戦闘中の話の流れで、博之が失明をしてしまった事はわかっている。 だからこそ、博之は少女に対して敵対心を全く見せずにここまで接近をしているのだろう。 だが、いつ自分の正体に気付くかわからない。 ふとした拍子に誰かが自分の持っている鋏を見てそれを指摘すれば、博之はきっとおかしいと思うだろう。 そうでなくても、あの時博之と一緒にいた羽を生やした人間が来てしまえばそれで終わりだ。 だから、今ここで……目の見えないこの男の息の根を止めて、逃げるのがベストなんだ。 本当なら……そう、本当なら……。 「キバくん……私、庇って……あの、人から……だから……」 「庇ってって……おま、庇ってて!?」 焦ったような調子で聞いてくる博之に、しかし、少女は再び涙を浮かべて答える事が出来ない。 何が悲しいのか、何で悲しいのかがわからない。 最初はただ単に自分を守らせる為だけの駒だったはずだ、なのに。 どれだけ涙を流しても、悲しみのせいで動く事が出来ない。 悲しい気持ちなんて、実の兄が死んだ時から封印していたはずだというのに。 「私が、私が悪いんだ……私のせいでキバくんが……」 「いや、妹ちゃんは悪くないよ」 突然、少女のすぐ近くからそんな声が聞こえた。 いや、すぐ近くというよりは目の前といった方が正しいだろうか。 その声は博之のものではなく、だがまだ年若い男性の声。 一体何事だろうかと、少女は溢れ出していた涙を手で拭い瞳を開けた。 そこには、死んで動かなくなっていたはずのキバの顔があった。 「キバくん!?」 思わず目を見開きキバの顔にべたべたと触れる少女。 その感触は間違いなく本物……触られて少し窮屈そうに苦笑いをしながらキバは微笑んでいる。 いや、まるで意味がわからない。 キバはレナに背中を叩き切られ、絶命したはずなのだ。 その証拠にあれからずっと動かなかったし、一言も喋らなかった。 これも不思議な道具や何かの効果なのだろうか……。 「いや、そうじゃなくて……一応、ずっと生きてたんだよ」 「え、ええええええええええ!?」 「ちょ、声が大きいよ! レナが戻ってくるかもしれないんだから……しーっ、しーっ!」 キバに言われ、思わず口を塞ぐ。 生きていた? 何故、どうして生きていたのだろうか? 少なくともあの一撃を食らって生き長らえる事の出来るような超人にも見えないし、かといってあの鉈が予想以上の鈍らだったとは考えられない。 あの鉈の威力は自身の身をもって知っている。 「どうして!? どうして死ななかったの!?」 「いや……凄く運がよかったんだよな……多分」 そう言って、キバはようやく少女の傍から離れて地面に座った。 思えばずっと二人は抱き合っていたのだ。 少女の頬が少しだけ朱に染まる。 座り、背中にかけていたデイパックを下ろすとその中身を取り出す。 「こいつがさ、多分俺を守ってくれたんだ」 そう言って少女に見せたものは物売るってレベルじゃないくらいに売れた次世代ゲーム機。 といっても、その姿は既に壊れてしまっていて原型を留めていないくらいに粉々になっている。 普通の代物が盾になっていたならばそのまま破壊され、キバの背中をレナの鉈が切り裂いていただろう。 だが、このゲーム機はただのゲーム機ではない。 銃すらも効かないといわれたとある次世代ゲーム機と第一線で張り合うゲーム機なのだ。 そして、ゲーム機としては異常なほどの重さと堅さをかねそろえている。 レナの鉈を貫通させなかったのも、ある意味当然といえよう。 「よかった……よかったよキバくん! キバくぅん!!」 「あー……まぁ、守れてよかったよ、妹ちゃんを」 「ありがとう……本当にありがとう。 でも、どうして生きてたのにずっと死んだフリしてたの?」 「死んだと思わせてレナを騙し討ちしようと思ってさ……でもね」 そう、キバは最初倒れた際に自分が受けたダメージをわかっていた。 PS3が身を挺して守ってくれたものの背中に受けた打撲の傷はそれなりに大きいものの、耐えられないものではない。 だからこそ最後の切り札ともなるであろう死んだはずの自分の一撃の為に死んだフリをしていたのだが……。 「その前にアイツは逃げちまった……追おうかとも思ったんだけど、妹ちゃん達を置いていけないし……」 「悪かったの、足手まといで……」 「ああいや、そんなつもりじゃなくて……」 卑屈になりがちな博之に慌てて弁明をしながら、キバは続ける。 「でも……このままだと危険だ、外山さん一人じゃレナを止めるなんて……」 「……それに塔の中には俺の仲間もおる、もしアイツに見つかったらヤバイかもしれん」 恐らくティアナはまだ塔の中に残っているはずだ。 勿論、塔の外に出て兄達を埋葬していた時に外に出た可能性も考えられなくは無い。 だが、それは限りなく低い確率であってほぼありえないだろう。 「追うか……俺、アイツ許せんしの……」 そう言う博之の語句には、再び怒気が含まれている。 混乱によって一度収まっていた感情……兄と母の死を侮蔑された事に対しての怒りが再び沸きあがっていた。 少女も立ち上がり、近くに放り投げられていた鋏を手に取る。 「……キバくんが行くなら、私も行くよ」 「ちょ、ちょっと待ってよ二人共! まだ慌てるような時間じゃ……」 「外山さんが危険や言うたんはお前やろが!」 博之にそう返されてキバは頭を抱える。 そうだ、追わなければ外山が危険に晒される……それに博之の仲間――ティアナも。 しかし、目が見えない男やまだ幼い少女を連れて行くというのも危険すぎる。 だからといって、二人を置いていく訳にもいかない。 誰が来るのかもわからないのだから。 思考のループに陥り、苦悩する。 だが、その考えはすぐに止められる事となった。 西方から、何者かが猛スピードで走ってきているのがわかったからである。 最初は敵かと身構えたキバだったが、その顔を見てその構えを解いた。 その人物を、キバは知っていたのだ。 キバが見たのはこの惨劇を止める事の出来るかもしれない、唯一の人物。 運命を打ち破る事を堅く誓った、二人の戦士達だった。 sm107:静かなる古城 時系列順 sm115:罪滅しと、新たな罪と(中編) sm114:Unlocked room 投下順 sm115:罪滅しと、新たな罪と(中編) sm111:鉈があたってすぐL5~孔明の幼女都知事 外山恒一 sm115:罪滅しと、新たな罪と(中編) sm109:最初の過ちをどうか(後編) 前原圭一 sm115:罪滅しと、新たな罪と(中編) sm111:鉈があたってすぐL5~孔明の幼女都知事 永井博之 sm115:罪滅しと、新たな罪と(中編) sm111:鉈があたってすぐL5~孔明の幼女都知事 竜宮レナ sm115:罪滅しと、新たな罪と(中編) sm111:鉈があたってすぐL5~孔明の幼女都知事 友人 sm115:罪滅しと、新たな罪と(中編) sm111:鉈があたってすぐL5~孔明の幼女都知事 キョンの妹 sm115:罪滅しと、新たな罪と(中編) sm112:刺激・ぶらっく・パックン♪ ティアナ=ランスター sm115:罪滅しと、新たな罪と(中編) sm109:最初の過ちをどうか(後編) ピッピ sm115:罪滅しと、新たな罪と(中編)